当サイトの記事は編集部がメーカー公式情報などの公開情報をもとに独自に調査・執筆しています。記事内にはアフィリエイト広告を含む場合があります。
大きなピックアップトラックに乗るとなると、『安全装備は普通の乗用車と同じくらい付いているの?』と気になりますよね。
結論から言うと、現行トライトンには「三菱e-Assist」という予防安全の装備がまとめて入っています。ただ、どれも運転を手伝う装備で、任せきりにできる物ではありません。
この記事では、できることとできないこと、年式による違いを表で見ていきます。
トライトンの安全装備は何が付いている?
現行トライトン(型式3DF-LC2T・2024年2月日本発売)の予防安全は「三菱e-Assist」です。衝突被害軽減ブレーキやACCが入り、ACCは2025年4月の改良で0km/hまで対応するようになりました。
トライトンの安全装備は、大きく2つに分けると分かりやすいです。
ひとつは、ぶつからないように手伝う「予防安全」。もうひとつは、ぶつかった時に乗っている人を守る「衝突安全」です。
| 分類 | トライトンでの名前 | ざっくり何をするか |
|---|---|---|
| 予防安全 | 三菱e-Assist | ぶつかりそうな時の警告やブレーキ、前の車についていく走行の手伝い |
| 衝突安全 | 衝突安全強化ボディRISE | ぶつかった時の衝撃を受け止めて、車内の空間を守る |
| 走りの安定 | スーパーセレクト4WD-II+AYC(GSR) | 滑りやすい道で、曲がる時や加速する時の安定を手伝う |
出典は三菱公式の装備表とニュースリリースです。e-Assistに入る機能の細かい中身は、年式とグレードで違うことがあります。
ここが大事なところです。買う年式・グレードの装備表で「e-Assistの中に何が入っているか」を一つずつ確かめておきましょう。 同じe-Assistという名前でも、車種や年式で中身が同じとは限らないんです。
内装全体の装備についてはトライトンの内装でまとめています。後ろに家族を乗せる方は、トライトンの後部座席の広さと座り心地もあわせて見ておくと、乗せた時のイメージがわきます。
ぶつかった時に守るRISEボディ
予防安全に目が行きがちですが、ぶつかった時に守る作りも大事ですよね。
三菱の「衝突安全強化ボディRISE」は、衝突の力をボディ全体で受け止めて、車内の空間をつぶれにくくする考え方の作りです。こちらは運転のしかたに関係なく、いつも働いている安全装備なんです。
衝突被害軽減ブレーキでできること・できないこと
『ブレーキが付いているなら、ぶつからないんでしょ?』と思う方もいるかもしれません。
実は、衝突被害軽減ブレーキは名前のとおり「被害を軽くする」ための装備です。前の車や人に近づきすぎた時に警告し、それでも危ない時にブレーキを手伝います。
- 前方の車や歩行者に近づいた時に知らせる
- ドライバーのブレーキが遅れた時に手伝う
- ぶつかった時の速度を下げて被害を軽くする
- どんな状況でも止まりきること
- 悪天候やカメラの汚れがある時に同じように働くこと
- ドライバーの前方確認の代わりになること
雨や雪、霧、逆光、フロントガラスの汚れなどで、カメラやセンサーが前を見づらくなると、働かなかったり遅れたりすることがあります。
例えばこんな場面です。冬の朝、雪が残ったまま走り出すと、フロントガラス上部のカメラの前が曇っていることがあります。こういう時は、警告表示が出て機能が止まることもあります。
「ちゃんと付いてるから大丈夫だよね」
「付いてるけど、雪の日はあてにしないでおこう」
このくらいの距離感で付き合うのがちょうどいいです。

ACC(前の車についていく機能)は0km/hまで使える?
高速道路を長く走る方にとって、いちばんありがたいのがACCですよね。
ACCは、前の車との距離を保ちながら速度を合わせてくれる機能です。トライトンのACCは、2025年4月の一部改良で作動の下限が0km/hまで広がりました。 渋滞で止まるところまで追従できるので、ノロノロ運転の疲れが減ります。
| 年式 | ACCの作動下限 | 確かめ方 |
|---|---|---|
| 2024年2月発売時のモデル | 0km/h対応前 | 中古なら年式と装備表で確認 |
| 2025年4月一部改良後 | 0km/hまで対応 | 三菱公式のリリース・装備表 |
| 2026年2月改良後(GSRのみ) | 0km/hまで対応 | 現行のカタログ |
2024年発売時のモデルの細かい作動範囲は、取扱説明書で確かめてみてください。
ACCは速度と車間を手伝う機能で、ハンドル操作や周りの確認はドライバーの仕事です。カーブの多い道、合流、雨の日は、早めに自分の操作に戻しましょう。
トライトンは車両重量が2,120kg(GSR・三菱公式)あり、荷台に荷物を積むとさらに重くなります。重い車ほど止まるまでの距離は伸びやすいので、車間はゆとりを持っておくと安心です。
例えばこんな場面です。キャンプ道具を荷台にいっぱい積んで高速を走る日は、ACCの車間を一段広めにしておくと気持ちに余裕が出ます。車間の設定は走りながら変えられることが多いので、取扱説明書で操作を見ておきましょう。
高速道路での走り方や疲れにくさはトライトンは運転しやすい?で詳しく見ています。
荷物を積んだ時と、バックする時の注意
トライトンは最大積載量500kg(三菱公式)の荷台を持つ1ナンバーの車です。荷物を積むと、ブレーキの効き始めや曲がる時の感じが空荷の時と変わります。

『いつもと同じ感覚で走っていいの?』と思ったら、最初の数回は速度を控えめにしてみてください。荷物はラッシングベルトなどで固定して、急ブレーキで前に動かないようにしておきましょう。
もうひとつ気をつけたいのが、バックと駐車です。全長5,360mm・最小回転半径6.2m(GSR・三菱公式)と大柄なので、後ろの角や荷台の端が見えにくい場面があります。
カメラやセンサーが付いていても、死角はゼロにはなりません。狭い駐車場では、一度降りて後ろを見るくらいの慎重さがちょうどいいです。サイズの感覚はトライトンのサイズ一覧で他の車と比べています。
4WDの制御は「安全装備」に入る?
『四駆だから雪道でも安心』と言われることがありますよね。
GSRは「スーパーセレクト4WD-II」で、2H・4H・4HLc・4LLcを切り替えられます。さらにAYC(アクティブヨーコントロール)が、曲がる時の車の向きを整えるのを手伝います。
2026年2月の改良前に売られていたGLSは、イージーセレクト4WDです。中古で選ぶ時は、グレードによって4WDの方式が違う点も見ておきましょう。
ただ、4WDは「進む力」を助ける仕組みで、止まる力が強くなるわけではありません。滑りやすい道ではタイヤの性能と速度が大事なんです。
雪の日は、スタッドレスタイヤに替えてから4WDのモードを選ぶ、という順番で考えてみてください。モードの切り替え方はトライトンの四駆(スーパーセレクト4WD-II)で手順ごとに見られます。
カスタムで安全装備が働かなくなることも
トライトンは、カスタムを楽しむ人がとても多い車です。ただ、ここは見落とされやすいところです。
e-Assistは、フロントのカメラやバンパーまわりのセンサーで前や周りを見ています。見る位置や角度が変わると、正しく働かないことがあります。
- リフトアップで車高や角度が変わった後、カメラやセンサーの調整が要るか聞く
- 社外バンパーやグリルで、センサーの前をふさがないか確かめる
- タイヤの外径を変えた時、速度の表示や制御に影響しないか聞く
- フロントガラス上部にドラレコやステッカーを貼らない
- フロントガラスを交換した時は、カメラの調整(エーミング)が要るか確かめる
例えばこんな相談です。
「リフトアップしたいんですが、e-Assistはそのまま使えますか」
「車高の変わり方によっては、調整が必要になることがあります」
こうした会話を、施工前にしておくのが安心です。リフトアップの費用や車検の扱いはトライトンのリフトアップ・ローダウン、バンパーやグリルの定番はトライトンのカスタムパーツで見ています。
ドラレコの付け方はトライトンのナビ・ディスプレイの選び方でも触れています。
中古で買う時に安全装備を見分けるコツ
『中古なら、どの年式でも安全装備は同じ?』と思いますよね。
トライトンの現行型は2024年2月に日本で発売され、2025年4月と2026年2月に改良されています。安全装備の中身も、改良のたびに少しずつ変わっています。
- 車検証で型式(3DF-LC2T)と初度登録の年月を見る
- 2025年4月改良の前か後かを確かめ、ACCの作動範囲を見る
- その年式の装備表で、e-Assistに入る機能を確かめる
- 試乗で警告表示が出ていないか、メーターを見ておく
- リフトアップや社外バンパーの有無と、調整の記録を聞く
特に見ておきたいのが、手順5のカスタム歴です。前の持ち主がリフトアップやバンパー交換をしていると、見た目は良くても安全装備の調整がされていないことがあります。
販売店には「カメラやセンサーの調整はしてありますか」と一言聞いてみてください。記録が残っていれば、それだけで安心材料になります。
先代のKB9T(日本販売は2006年9月〜2011年8月)は、今のe-Assistのような予防安全装備がそろう前の世代です。同じ「トライトン」という名前でも、安全装備の考え方はまったく違うので、中古車選びでは型式を最初に見ておきましょう。
年式の見分け方はトライトンの歴代モデル一覧、中古の選び方はトライトンの中古車の選び方でまとめています。
新車で買う場合は、安全装備も含めて見積もりを取り、値引きの交渉に進むのが近道です。交渉の順番はトライトンの値引き相場と限界額で詳しく見られます。
よくある質問
トライトンの安全装備は何という名前ですか?
予防安全は「三菱e-Assist」、衝突安全のボディは「衝突安全強化ボディRISE」です。e-Assistに入る機能の中身は年式とグレードで違うことがあるので、装備表で確かめましょう。
トライトンのACCは渋滞でも使えますか?
2025年4月の一部改良で、ACCは0km/hまで対応するようになりました。それより前の年式は作動範囲が違うので、中古で選ぶ時は年式を確かめてください。
リフトアップするとe-Assistは使えなくなりますか?
車高や角度が変わると、カメラやセンサーの調整が必要になることがあります。施工前に販売店や施工店へ、そのままで使えるかを聞いておくと安心です。
4WDなら雪道で止まりやすくなりますか?
4WDは進む力を助ける仕組みで、止まる力が強くなるわけではありません。雪道ではスタッドレスタイヤと控えめな速度が基本です。
先代のトライトンにも同じ安全装備はありますか?
先代のKB9T(2006年9月〜2011年8月の日本販売)は、今のe-Assistのような予防安全装備がそろう前の世代です。型式で見分けておきましょう。
まとめ
- 現行トライトンの予防安全は三菱e-Assist、衝突安全はRISEボディ
- ACCは2025年4月改良から0km/hまで対応
- 安全装備は運転を手伝う物で、天候やカメラの汚れで働かないことがある
- リフトアップや社外バンパー、ドラレコの位置で働きが変わることがある
- 中古は型式と年式で、安全装備の中身を確かめる





コメント